オートレースの競走車


 オートレースの競走車は専用に独特の設計がされています。選手自身により気象条件、作戦にあわせて整備・調整されます。またタイヤ、部品などの費用は選手の負担となってます。
 
■オートレース専用エンジン「セア」
 セアとは(Super Engine of Auto Race)の頭文字を取ったもので、オートレース専用に開発されたスズキ製のエンジンです。排気量は600cc、最高出力は60psで、600ccのセアを1級車、新人選手の500ccのセアを2級車と呼びます
■左右のハンドルの高さが違う
 オートレースはコースを左回りに競走車を傾斜させながら走るので、コーナーでハンドルが路面と水平になるように計算されてつくられています。選手自身の体格などに合わせて調整されます。
■ブレーキがない
 レースは常に他車と接近して行われるので、ブレーキ操作による追突事故を防ぐためにブレーキはついていない。そのかわりにエンジンブレーキの効きが強力になっています。
■2段変速トランスミッション
 ギアはローとトップしかなく、ローでスタートしてすぐにトップに入れたらあとはアクセルワークのみでコントロールします。トップのパワーバンドは時速50km〜150kmと広いので、かなりのテクニックが必要となります。
■軽量化を追求
 軽量化のために計器類、ランプ類、セルモーター、キックペダルなど競走に必要ないものは取り除かれています。エンジン始動は押しがけで行われます。
■ダイヤモンド型フレーム
 オートレースでは加速、減速を激しく繰返すために強靱なフレームが必要となります。このダイヤモンドフレームは整備がしやすく、また落車時などの変形を最小限にとどめてくれます。
■独自のサスペンション
 フロントは選手の好みで2種類から選んで付けられます。リアはタイヤが横滑りしてもコントロールしやすいようになっています。
■三角タイヤ
 ダンロップ製のオートレース専用タイヤです。コーナーでの接地面を良くするために断面が三角形になっています。1種類のタイヤを選手が調整し、雨タイヤ(溝が深い)、晴れタイヤ(溝が浅い)をつくりあげ、走路状況に合わせ使用します。タイヤはレースの勝敗に大きく関係してきます。
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